伝統的置屋根[ダブルルーフ]を応用したハイブリット建築
〜伝統的民家の優れた温熱特性に学ぶ高蓄熱高調湿の建築〜
広大な都立公園を望む豊かな環境の敷地に設計した、本と植物を愛するクライアント(夫:日本人・妻:ドイツ人)のための店舗併用住宅[ブックカフェ]です。クライアントからの要望に対し私が提案したものは、構造的に優れたミニマムなRC造の構造フレームの中に、温熱特性に優れたフレキシビリティの高い木造のユニットを納めるという
ユニークな形状の建築でした。この木造ユニットは、日本の伝統的民家に見られる遮熱・調湿・通風・蓄熱・放射熱の優れた温熱特性に注目したもので、それを現代の一般的な建材と工法で再現しました。また、日射熱の影響をまともに受ける構造フレームは、日本の土蔵によくみられた置屋根[ダブルルーフ]の理論を応用し、室内への熱伝導を大幅に低減しています。これら
先人の知恵を随所に取り入れた設計で、クライアントご夫婦の望むパッシブな暮らしを実現させました。
所在地 東京都調布市
工事内容 新築工事
主要用途 店舗併用住宅[ブックカフェ・サボテン用コールドフレーム(温室)]
規模 地上2階
主体構造 鉄筋コンクリート造+一部木造在来工法[手刻み]